ことはじめ

にほんごのれんしゅうにっき

天気の子を観た

酔っ払った勢いに任せて書いた。ネタバレ注意。




我々は成長したので今となっては理不尽を押し付けられたところでうるせえよみたいな感じで突っぱねるという術を身に付けたけれど、あの頃の僕らは社会の厳しさといったものに飼いならされて自分自身さえ自分に厳しくなっていて、それで下らない(ほんとうは下らなくはないのだけれど)葛藤とともに何も得られずに曖昧になってしまっていたんだ。
結局の所、そのような「厳しさ」が物語のリアリティであって、それがハッピーエンドを阻害していた。
天気の子は、そういう厳しさというか物語的なリアリティをいい感じの理由(セカイはもともと狂ってる)でもって全部うるせえよといいつつ殴り飛ばしてくれた。
それが本当に最高に爽快で救われたんだ。
リアリティという名のしがらみを、自分に対する厳しさや非認容を、全部全部過去に。
僕らはやっと前に歩きだすことができると確信できたんだよ。
ウオー